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大企業を5年で辞めて転職して後悔したこと【富士通出身者が語る】

大企業を5年で辞めて後悔したこと【富士通出身者が語る】

「大企業、面白くないし、辞めようかな」
「何か、ベンチャー企業は大企業よりもキラキラしているし、楽しそう」

大企業に何となく、就職したものの、何かが違う・・。

雑用ばかりで面白くないし、思っていたのと違う。思い切ってベンチャー企業に転職した方が良いのかな?

そんな悩み・迷いを解決するために本記事を書いています。

筆者も富士通と言う日本的な大企業を辞め、後にそのことを後悔しました。

本記事では筆者のそう言った経験則から大企業の良さや、大企業からの転職に当たっての注意点について説明しています。

本記事では以下について説明しています。

  • 大企業を辞めるのがもったいない10個の理由
  • 辞めて間もない先輩や同僚の助言は当てにならない
  • 有名なビジネス書に書かれていることも案外、当てにならない
  • 大企業を辞めた3つの理由
  • 大企業をどうしても辞めたいなら、どうすれば良いか?

筆者おすすめの転職サイト・エージェントの三点セットは以下の通りです。

転職エージェントとは、求職者と採用企業の間を仲介してくれるサービスを指し、転職サイトとは求人案件を見て、求職者が自ら応募するサービスのことを指しています。

転職サイトと転職エージェントは併用するのがおすすめです。

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●富士通でSE5年、リクルートでWebエンジニア10年 ●リクナビNEXT担当だったため、転職業界に精通 ●現在は事業会社のIT職採用の責任者

IT転職に役立つノウハウをお届きします

目次

大企業を辞めるのがもったいない10個の理由

大企業を辞めるのがもったいない10個の理由

3年程度在籍した大企業を衝動的にやめたいと思っているなら、一度、冷静に考えてみることをおススメします。

筆者は日本的大企業と言う言葉がピッタリくる富士通を5年弱で辞め、リクルートに転職しました。リクルートも大企業ですが、32歳定年説と言われるなど外資系のような企業文化でした。

現在はさらに他の企業に転職しています。こう言ったキャリアを積む中で日本的大企業の良さを肌身に感じました。

ここでは大企業をやめるのがもったいない理由を10個、説明します。

親、親戚にガッカリされる

筆者の親世代の現役時は日本が高度経済成長期だったため、一流大学から一流企業に就職すると人生安泰と言う時代でした。

そのため、そのレールから外れることに対して酷くガッカリされたことを良く覚えています。

親のための人生ではないものの、親や親戚の期待を裏切るのは申し訳なく思ったものでした。

男性未婚者なら女性ウケが悪くなる

結婚を意識する年代の女性からのウケは確実に悪くなりました。

リクルートも大企業ですが、雇用が不安定と言うことを知っている女性はその点を気にしていました。

終身雇用では無くなったと言っても、結婚相手に安定感を求めると日本的な大企業の方が安心すると言うことなのだろうと思います。

ステータスを失う

このことは今の会社に転職して特に感じました。

今在籍している会社は富士通やリクルートほどの知名度はありません。

そのため、電話で社名を名乗ると、必ず、復唱されたり、聞き返されたりします。

また、富士通やリクルート在籍時には、社名を名乗ると、「凄いですね」、「良い会社にお勤めですね」などと言われていましたが、知名度のない会社に転職してからはそう言われることが全くなくなりました。

下らないことなのですが、人は肩書で評価するものなのだなと感じました。

給料が下がることが多い

一般的に大企業からベンチャー企業などに転職すると給料は下がることが多いです。

ベンチャー企業も会社に寄りますが、WEBビジネスを行っている場合は薄利多売で構造的に年収が上がりにくいことが多いようです。

社長が政府の委員会にも名を連ねる、ある超有名EC企業では中途採用の募集が250~600万円だったのですが、600万円は社長の年収だったと言う笑えない話があります。その会社はほとんどの社員の年収が250~350万円でした。

給料よりもやりがいが欲しいと言うのは一つの価値観ですが、給料が低すぎると結婚や出産に踏み切れないと言うこともあるので、慎重に考えた方が良いでしょう。

福利厚生が無くなる

福利厚生ほど無くなって価値に気づくものはありません。

社食、財形貯蓄制度、従業員持株会、団体保険制度、住宅補助やスポーツジムなどです。

こう言った福利厚生は給料とは別に提供されるのです。

社食は「大して旨くない」などと言ったものでしたが、今思うとコンビニ弁当よりは安くて旨かったと思います。

退職金、企業年金が無くなる

退職金、企業年金は無くなっている大企業も多いです。と言っても、残っている大企業もまだまだ多いです。

しかし、ベンチャー企業には退職金・年金は全くありません。

こう言った金銭面はまだまだ、大企業の方が優位だと言えるでしょう。

雇用の安定感を失う

大企業も終身雇用ではなくなってきたと言われています。

また、実際、業績の悪化した大企業では大リストラが行われています。実際、私が在籍していた頃の富士通でも大リストラが行われていました。

しかし、大リストラを目の当たりにした印象は、大したことはない、と言うものでした。一般的に大企業では全く働いていない人も多いため、リストラではそう言った人が対象になっていました。

一方、ベンチャー企業はそもそも業績が不安定なので、大量採用と大リストラを繰り返すと言った調子です。中には成長し続けているベンチャー企業はあるものの、かなり少数と言えます。

仕事のスケールが小さくなる

富士通の頃は、官公庁やトヨタ・NTTドコモなどの超大手企業を顧客に抱えており、プロジェクト規模も大きいものだと数百億円でした。富士通・リクルートではそう言った規模が大きく、新聞報道されるような仕事に関わっていました。

しかし、現在所属している企業ではそう言った大規模な仕事に関わることはありません。

社会的に大きな影響がある仕事に携わることに価値を感じる人にとっては大きな転換だと言えるでしょう。

優秀な同僚が居なくなる

大企業の同僚には優秀な人が多かったと辞めてから思います。

大企業は色々と条件が良いので日本ではまだまだ、就職人気も高く、優秀な人が集まっているのだろうと思います。

優秀な人が多いと刺激も受けられ、そう言った意味では楽しい環境でした。

研修を受講できなくなる

上質な仕事での経験こそが最大の学びになると信じています。

しかし、そう言った仕事での経験を整理する場として座学の研修も良い学びの機会となります。

大企業では研修費用をかなり割くため、やる気があれば、様々なことを学ぶことができます。

逆にベンチャー企業などでは、研修はほとんどありません。

大企業を辞めて生まれた心境の変化と後悔

辞めて間もない先輩や同僚の助言は当てにならない

大企業を辞めて3年程度は辞めて良かったと心から思うものです。きちんと転職活動できていれば、前職の不満が解消されているためです。

筆者も転職した会社で3年程度は夢中に働いていたこともあり、大企業を辞めたことは大成功だと考えていました。

しかし、時間が経過するにつれ、段々と辞めたことを後悔するようになりました。何をきっかけに心境の変化が生まれたのかについて説明します。

大きくは以下3点です。

転職が成功したかどうかは5年10年経過しないと分からない

特に転職後3年以内くらいは自分の選択は正しかったと信じたいものです。

しかし、それから5年10年経過すると、転職前の会社に残っていれば・・・などと考えるようになるケースも多くあります

私の先輩でAmazon社に転職してある程度、出世したものの、50歳を目前にしたころに退職させられ、年収が激減した人がいます。転職当時のAmazon社は話題の急成長ベンチャー企業で仕事は面白かっただろうと思います。

しかし、ベンチャー企業・外資系企業に良くあるケースですが、50代前に退職勧告にあってしまいました。

50代では好条件での転職は絶望的なので年収激減を受け入れざるを得ません。この先輩は「後悔はないけど、もし、戻れるなら転職してなかったかも。」と言っていました。

人生の節目で価値観は変わっていく

結婚や子供ができると価値観は変わっていくものです。

20代独身時代は仕事を最優先としていた人も、結婚すると家族との時間が最も大切になったり、子供ができると子供の成長が最も大切になると言った具合です。

ベンチャー企業は特にそうですが、仕事最優先でなければ乗り切れないほど多忙な会社が多いです。

その点、大企業は様々な価値観の人がおり、それらを受け入れられる懐の深さがあります。

人間は自分の決断は正しかったと正当化したがる

ベンチャー転職が失敗だと思っても、それを素直に認められる人は多くありません。

しかし、時間が経ち、段々と冷静になると自分の本音に向き合った結果、後悔するようになる人は多くいます。

ここまで説明してきたように時間が経つと転職先のデメリットが見えたり、人生の節目を迎えることで価値観が変わり、大企業を辞めたことを後悔している人は多くいます。ただし、そんな人の本音には中々、触れる機会がないため、大企業を辞めた人はみんな、ハッピーだと誤解してしまうのです。
 » SIerはオワコン?やめとけ?将来性がない?【富士通出身者が解説】

大企業をどうしても辞めたいなら、どうすれば良いか?

大企業をどうしても辞めたいなら、どうすれば良いか?

後に後悔したものの、筆者も富士通と言う大企業を辞めました。

その経験から、もし、大企業をどうしても辞めたいと言う人に、その手順について説明したいと思います。

辞めたい理由を整理してみる

自分の不満が転職することで解決するのかと言う点が最も大切です。

例えば、辞めたい理由が以下のようなものだったとします。

  • 人間関係が悪いから解消したい
  • 上司が嫌な奴だから辞めたい
  • 評価が不満だった

これらが辞めたい理由なら、転職で解決するのかは分からないですよね。

人間関係や上司はくじ引きのような面がありますし、評価も転職後に高評価になるかは分かりません。

このようにモヤモヤとした不満を一度、紙に書きだして整理してみると、辞めることで解決できるのかどうかがハッキリするのでおススメです。

転職理由や希望を転職エージェントに相談してみる

辞めたい理由に加えて、キャリアの方向性などを整理したうえで、第三者に話を聞いてもらうことをおススメします。

自分一人だとモヤモヤしていることも、第三者に聞いてもらうことでスッキリと整理できることが多々あるからです。

その時に相談相手としておススメなのが転職エージェントのキャリアアドバイザーです。

無料で自分のキャリアに関するアドバイスをしてくれます。

筆者おすすめの転職サイト・エージェントの三点セットは以下の通りです。

転職エージェントとは、求職者と採用企業の間を仲介してくれるサービスを指し、転職サイトとは求人案件を見て、求職者が自ら応募するサービスのことを指しています。

転職サイトと転職エージェントは併用するのがおすすめです。

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