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IT転職で年齢による限界はないが、未経験者は要注意。

IT転職の年齢限界

「IT業界で転職したいけど、何歳までできるんだろう?」

本記事ではこのような疑問に答えます。

IT業界の転職に年齢による限界はありませんが、年齢ごとに求められるスキルは変わっていくので注意が必要です。

また、特に未経験者は自身の年齢をより意識する必要があります。

私はリクルートでリクナビNEXTの運営に5年ほど携わっており、ITエンジニアの中途採用にも携わっていました。

そのため、ITエンジニアの転職事情にはかなり精通しています。

IT業界の転職で年齢がどのように影響するのかが気になっている人は本記事を最後まで読んで下さい。

なお、未経験からエンジニアへの転職方法については「【6ステップで解説】未経験からエンジニア転職へのロードマップ」を参考にしてみてください。

本記事の内容

  • 年齢毎に転職で求められるもの
  • 未経験で転職しやすいのは何歳までか?
  • 経験者、未経験者が転職を成功させる方法

●富士通でSE5年、リクルートでWebエンジニア10年 ●リクナビNEXT担当だったため、転職業界に精通 ●現在は事業会社のIT職採用の責任者

IT転職に役立つノウハウをお届きします

目次

IT業界での転職に年齢制限はないが、必要なスキルは年齢に応じて変わる

IT業界での転職に年齢制限はないが、必要なスキルは年齢に応じて変わる

IT業界での転職について年齢制限はありません。

しかし、対象求人は20代が一番多く、30代・40代と年齢が上がるほど減ります。

20代は比較的、採用対象が広く、30代・40代と年齢が上がるにしたがって、採用対象が狭くなっていくためです。

求められるスキルも年齢によって変わっていきます。

なお、『雇用対策法(現:労働施策総合推進法)』という法律が改正された影響で求人票に年齢制限を明記できなくなりました。

募集年齢を見極める方法も本記事では紹介するため、参考にして下さい。

採用の際、意識される年齢の壁と求められる要素

採用の際、意識される年齢の壁と求められる要素

私はリクルートでリクナビNEXTと言う転職サイトの運営を5年ほど行っていましたし、ITエンジニアの中途採用にも携わってきました。

そう言った経験から採用側が転職者の採用について意識する年齢は20代・30代・40代と言ったザックリしたものではなく、もう少し、細かく、以下の通りです。

  • ~25歳まで
  • 26~28歳
  • 29~35歳
  • 36歳~

なお、上記は大まかな目安で、例えば、25歳までを意識した求人に27歳の人が応募して落ちるかと言うと、必ずしもそうではなく、上下3歳程度は許容範囲と見なされることもあります。

ここからはそれぞれの年齢層で期待される内容について説明します。

25歳以下はポテンシャル採用

大卒の場合、卒業から3年以下を第二新卒と呼びます。

この年齢層の採用で重視するポイントは以下の通りです。

  • 成長意欲
  • コミュニケーションスキル
  • キャリアビジョン

ポテンシャルとは可能性と言う意味なので、ポテンシャル採用とは可能性に掛ける採用と言う意味になります。

そのため、重視する3つのポイントの中で最も重視されるのは「成長意欲」です。

「成長意欲」を示すにはエンジニア経験者であれば、資格取得が分かりやすいと思います。
エンジニア未経験者であれば、例えば、プログラミングスクールに通学して試作品を提示するのも良いでしょう。

「コミュニケーションスキル」とは、簡単に言うと会話がキチンと成立すると言う意味です。
面接で言うと、面接官の質問の意図を組んで期待された回答を行えるかと言ったところです。

「キャリアビジョン」とは、応募した会社でどうなっていきたいのか、と言う点です。
ここで重要なのは、すぐに転職するかもしれない、と思われないことです。

26~28歳はポテンシャルを意識した即戦力採用

28歳が次の区切りになっている理由は会社によって呼び方は変わるものの、リーダーや係長などのポジションに付くのがこの辺りの年齢だからです。

この年齢層の採用で重視されるポイントは、25歳のポテンシャル採用で上げた以下の3つです。

  • 成長意欲
  • コミュニケーションスキル
  • キャリアビジョン

その上で業種・職種での相応の経験およびスキルを見られます。
何かしら、仕事での成果が求められます。

と言っても、基本的にはポテンシャル採用です。

したがって、未経験からIT業界への転職を考えている場合、最もスムーズに進むのは28歳くらいまでです。

年齢は大体の目安なので30代前半が限界と考えて間違いありません。

なお、求人上での未経験の意味は非常に分かりづらいため、良く分かっていない人は以下の記事もご覧下さい。
  関連>> 【未経験者歓迎の求人】意味と対策【嘘ではないが紛らわしい】

29~35歳は即戦力採用

プログラマーやシステムエンジニアと言ったプレイヤーとしては即戦力が求められます。

重視されるのは以下3点です。

  • 募集職種について必要なスキル、知識を持っていること
  • 成長意欲があること
  • コミュニケーションスキルがあること

1,2点目は分かりやすいと思いますので3点目のみ、補足します。

3点目のコミュニケーションスキルはポテンシャル採用時のような会話が成り立つかどうかと言ったものではありません。

郷に入っては郷に従え、で応募した会社のやり方に馴染んでやっていけそうかと言う点です。

平たく言うと、会社に合いそうかどうかと言う点を見られます。

35歳以降はマネージメント採用

多くの会社で35歳くらいから管理職に昇進し始めます。

そのため、求人募集でも管理職かどうかはともかくとして、この年齢層の求人ではマネージメント層の募集が増えます。

逆にプレイヤーは35歳以下で採用しようとする会社が多いです。

IT業界の職種で言うと、プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーなどが該当します。

未経験でのエンジニア転職は28歳までが良い

ここまで説明してきたように28歳まではポテンシャル採用です。

そのため、未経験でのエンジニア転職は28歳までに行うのがおススメです。と言っても、会社によって年齢の基準は異なるので、おおよそ30歳くらいまでであれば、OKな会社が多いようです。

一方、30歳以上になると経験者との競争になるため、難易度はグンとあがります。マンツーマン指導のプログラミングスクールで自信をもってアピールできるくらいのスキルを身に付けましょう。

エンジニア・プログラマーの35歳定年説について

エンジニア・プログラマーの35歳定年説、と言うのを聞いたことはありますか?

最近、聞かなくなりましたが以前は良く聞いていました。

この定年説の原因については諸説あり、代表的なものとして以下のものがあります。

  • 体力的に厳しい
  • 新しい知識のインプットが難しくなる
  • 管理職になる年齢に差し掛かる

「体力的に厳しい」と言うのはエンジニア・プログラマーはホワイトになった今でも、納期前などは頑張り・踏ん張りが必要で35歳くらいになると厳しくなると言うものです。

「新しい知識のインプットが難しくなる」と言うのは日進月歩のIT業界では新技術が次々に登場しますが、そのキャッチアップが35歳くらいになると厳しくなると言うものです。

これら2点は良く言われていましたが、35歳定年説の最大の根拠は3点目の「管理職になる年齢に差し掛かるため」だろうと思っています。

日本が高度成長期だったころは一定の年齢に達すると管理職になっていましたが、現代はそのような余裕がないため、管理職になりたくてもなれない人が多くいます。


そのため、3点目については現代は当てはまりません。

結果として、35歳以上でもエンジニア・プログラマーの現役プレイヤーとして頑張っている人はたくさんいます。

全然、定年ではありません。

業種と職種の未経験者の転職は30代前半を超えると厳しい

業種と職種の未経験者の転職は30代前半を超えると厳しい

ここまでに説明してきたように、未経験採用(ポテンシャル採用)は28歳くらいまでが目安になっている会社が多いです。

ピッタリと言う訳ではなく、若干の上振れは許容されるため、30代前半、具体的には33歳くらいまでが未経験募集の上限になってくると思われます。

もちろん、会社や募集職種次第なので、絶対ではありませんが、おおよその目安として参考にして下さい。

なお、未経験者の意味については以下の記事を参考にして下さい。
  関連>> 【未経験者歓迎の求人】意味と対策【嘘ではないが紛らわしい】

求人票から募集年齢を見極める方法

求人票から募集年齢を見極める方法

『雇用対策法(現:労働施策総合推進法)』という法律が改正された影響で求人票に年齢制限を明記できなくなりました。

しかし、募集企業は明確に採用対象の年齢を想定しています。

募集年齢の見極め方の一例をここでは説明します。

  • 写真から見極める
  • 想定年収から見極める
  • 人材紹介会社から聞く

「写真から見極める」とは、例えば、20代前半の社員の写真ばかりであれば、その年代がターゲットなのだろうと判断できます。

「想定年収から見極める」とは、想定年収欄に「25歳で350万円」、「30歳で400万円」と記載されていた場合、25歳から30歳くらいまでがターゲットになっているのではないかと判断できます。

最後に「人材紹介会社から聞く」とは、求人票を紹介してくれた会社に直接聞いてみると言うことです。簡単で確実に確認することができます。

人材紹介会社から聞くのが一番確実ですが、求人票を丹念に読み込むと対象年齢を想定させるような表現があるため、そう言ったものを見逃さないことが大切になります。

経験者がIT業界の転職を成功させる方法

経験者がIT業界の転職を成功させる方法

経験者が転職するには、大きくは以下の2つの方法があります。

  • 求人サイトから直接応募する
  • 転職エージェント経由で応募する

求人サイトについて代表的なものは以下の通りです。
 リクナビNEXT: https://next.rikunabi.com/
 ビズリーチ: https://www.bizreach.jp/
 Doda: https://doda.jp/

一方、転職エージェントには代表的なものに以下のものがあります。
 リクルートエージェント: https://www.r-agent.com/
 マイナビエージェント: https://mynavi-agent.jp/
 JACリクルートメント: https://www.jac-recruitment.jp/

求人サイトでは自分で気に入った求人に応募します。
登録しておくとスカウトメールが届いたりします。

一方、転職エージェントではキャリアアドバイザーが求人の推薦から職務経歴書の添削、面接指導まで行ってくれます。

求人サイトと転職エージェントは併用することがおすすめです。
求人サイトで見つけた求人に転職エージェント経由で応募することもできます。


求人サイトから直接応募すると、その他応募者に埋もれてしまうため、転職エージェントから推薦を受けた方が有利に働くこともあります。

なお、求人サイト、転職エージェント共に無料で利用できます。

未経験者がIT業界の転職を成功させる方法

未経験者がIT業界の転職を成功させる方法

未経験者がIT業界に転職したい場合、ポテンシャル採用となるため、繰り返しになりますが、重視されるのは以下3点です。

  • 成長意欲
  • コミュニケーションスキル
  • キャリアビジョン

この3点のうち、特に重要なのが成長意欲です。

成長意欲のアピール方法ですが、例えば、プログラミングについて一定レベルの学習を済ませていることを示してあげるのが良いです。

何の勉強もせずにやる気があります、と言っても説得力がありません。

全くの未経験者がプログラミングについて一定レベルにスキルアップするならプログラミングスクールに通うのがおすすめです。

プログラミングスクールについては以下の記事を参考にして下さい。
 関連>> 【目的別】おすすめのプログラミングスクール厳選7校を徹底比較

まとめ:エンジニア転職の年齢の限界はない

まとめ:エンジニア転職の年齢の限界はない

IT業界での転職に年齢の限界はありません。

しかし、経験者・未経験者を問わず、20代30代の方が転職しやすいのは間違いありません。

40代50代と年齢を重ねていくと対象求人が減っていきます。

また、特に未経験者の場合は30代前半くらいまででなければ転職することは難しいです。

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