「転職活動で50社、100社と落ちた。もうだめだ。」
そんな方には筆者の体験談を是非、読んで欲しいと思います。
筆者は3年に及ぶ転職活動で131社に応募して3社内定と言う結果でした。希望が全て叶いました。
その経験から、こうすればよかったと言うノウハウを本記事にはギュッと詰め込んでいます。
転職活動で苦しんでいる人は本記事を最後まで読んでください。
転職で50社、100社と落ちたのは、あなただけではありません
転職活動で50社、100社と落ちることが珍しいことではないことを説明します。
100社以上応募した筆者の悪夢
もしかすると、この記事を読んでいるあなたも転職活動で50社、100社と落ちたかもしれません。
筆者も3年に及ぶ転職活動で100社以上に落ちました。
思い出すのも悪夢ですが、38歳での転職時の全活動記録は以下の通りです。
実施数 | 合格数 | |
---|---|---|
書類選考 | 131 | 28 |
一次面接 | 28 | 11 |
二次・最終面接 | 8(※辞退3) | 3 |
131社も応募しましたが、本当に行きたいと思えたのは現在の会社を含め、3社程度でした。
転職活動中は終わりのない暗闇を歩いているような感覚でした。
転職成功者の平均応募数
リクルートエージェントで転職成功した人の応募社数に関するデータです。
30%の人が30社以上に応募しています。リクルートエージェントでの応募社数の集計なので、リクルートエージェント以外のエージェントを含めると、もっと多くの企業に応募していると思われます。
50社以上応募している人も、それほど珍しくなさそうですね。
転職で50社、100社と落ちる原因
筆者が落ち続けた原因は大きくは以下の3点でした。
それぞれの内容について説明します。
求人が多くはない年齢層(35-38歳)だったこと
年齢ごとに転職者に求められるものは大まかに言うと以下の通りです。
- 20代:ポテンシャル
- 30~35歳:プレイヤーとしての即戦力
- 35歳以上:マネジメント力
求人数は年齢が上がると減少していきます。特に35歳以上は管理職採用となることが多いため、プレイヤーほど人数は必要ないのです。
「35歳転職限界説」と言うのは大げさですが、求人数は大きく減少するので厳しいことは間違いありません。
もし、あなたが20代なら転職に苦戦していても、頑張って継続した方が良いでしょう。30代になると、もっと苦戦することになります。
異業種希望なのに年収維持を条件としたこと
35歳から転職活動をスタートさせたものの、希望条件を異業種かつ年収維持としたため、対象求人数が多くありませんでした。131社も応募しましたが、転職したいと思った会社は3社もありませんでした。
最後の転職だと決めていたので妥協したくありませんでした。
希望業種は金融関連の社内SEだったのですが、金融系システム経験ゼロなので当然、一次面接すら不合格の日が続きました。
前職は32歳定年説が唱えられるリクルートでWeb系はお腹いっぱいだったので、定年まで働けて高年収の異業種を探していたわけです。虫の良い話ですが…。
常識的に考えてそんな会社、そうそうありません。そのため、苦戦に苦戦を重ねたわけです。
当初、登録した転職エージェントは2社のみだったこと
筆者はリクルートでリクナビNEXTの運営にも携わっていたため、転職業界には精通していると自負していました。その経験から転職エージェントとしてリクルートエージェントとDODAに登録して、転職活動を行いました。
この判断自体は正しかったと思うものの、最初からもっと多くの転職エージェントに登録しておけば良かったと言う後悔はあります。
リクルートエージェントとDODAで優良求人全体の8割以上は網羅していると思うものの、残り2割は他の転職エージェントや転職サイトに登録していなければ見つけられません。
正直、面倒だったので効率重視で代表的な2つの転職エージェントのみ登録しましたが、今となっては失敗だったなと思っています。
転職成功のポイント
今から振り返って、もっと早く内定を得るために必要だった成功ポイントは以下3点です。
それぞれの内容について説明します。
主要な転職エージェントや転職サイトには全て登録する
筆者は最終的に20社以上の転職エージェントに登録しました。しかし、条件に合う求人を一つも紹介してくれなかった転職エージェントもありました。なので、登録数は多ければ多いほど良いわけではありません。
しかし、苦戦しそう・苦戦しているなら転職エージェントは少なくとも5社程度は登録しておいた方が良いでしょう。
キャリアアドバイザーに自己PRし続ける
転職エージェントの求人紹介は登録から3ヶ月くらいが一番多く、徐々に減っていきます。転職が決まらない求職者に対してキャリアアドバイザーの優先順位が落ちるためです。
それでも、求人紹介を受け続けるにはキャリアアドバイザーへの自己PRが欠かせません。
自己PRの方法としては、職務経歴書のアップデートと言う手があります。アップデートに合わせてメールして、何か、良い求人がないかと求めれば、何かしらの返事はあります。
キャリアアドバイザーは50人程度の求職者を担当していますが、優先順位の高い10人くらいを除くと、感覚的に対応してます。なので、自己PRが欠かせないわけです。
職務経歴書は応募企業の採用対象に応じてPR内容を微調整する
企業の採用担当者は職務経歴書を斜めにしか読みません。
特に職務経歴書の冒頭に要約を入れることが多いと思いますが、この部分を応募先の企業に応じて書き分けることで書類通過率が上がります。
自身のキャリアで応募企業の求める人材の条件を満たす部分を強調するイメージです。
おすすめの転職エージェント4選
おすすめの転職エージェントを5社、ご紹介します。
リクルートエージェント | DODA | ワークポート | マイナビエージェント | |
---|---|---|---|---|
評価 | ||||
求人数 | 630,000 | 200,000 | 150,000 | 75,000 |
ポイント | 転職支援実績No.1 | 転職者満足度No.1 | 未経験IT、営業、二卒に強み | サポートが熱心 |
詳細を確認 | 詳細を確認 | 詳細を確認 | 詳細を確認 | |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト
|
この5つの転職エージェントに無料登録していれば、優良求人を取り逃すことはないでしょう。
リクルートエージェント
独占求人が豊富
年収交渉を代行
職務経歴書作成の補助機能、社風や過去の質問が分かるなどサポートが充実
運営会社 | 株式会社リクルート |
公開求人数 | 365,610件 |
非公開求人数 | 268,817件 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
リクルートのリクナビNEXTで働き、リクルートエージェントの人達とも仕事をした立場で断言しますが、リクルートエージェントが他社に劣っている点はありません。
以下のように転職活動に必要なものが全てそろっています。
- 業界最大手で転職支援実績No.1
- 保有求人数No.1
- 職務経歴書の作成支援ツール「職務経歴書エディター」がある
- 面接力向上セミナーが役立つ
- 応募企業の特徴をまとめた独自レポートがある
- 非公開求人を検索できる
- 転職チェックリストで転職活動の抜け漏れが防げる
また、リクルートエージェントが年収交渉してくれるため、リクルートエージェントを通じて転職した方のおよそ62.7%が年収アップに成功しています(※公式サイトより)。
そんなリクルートエージェントの弱点はリクルート嫌いな企業が一定数あり、取り込めていない求人があると言うことです。
そのため、3社程度は転職エージェントに登録した方が良いでしょう。
リクルートエージェントの口コミ・評判
20代/女性(SE)
紹介されるのは求めていた会社ばかりなので、非常にありがたかったです。コミュニケーションはメールが中心でした。そのため、毎日、電話が来ると言うこともなく、落ち着いて転職活動ができました。決まった会社は給与がそれなりによく、満足しています。
20代/男性(プログラマー)
求人は質・量ともに良かったです。また、ホームページやアプリも使いやすかったです。サポート体制も面談日調整・退職日交渉をスムーズに行って貰い、面接についてのアドバイスも的確で助かりました。
20代/男性(SE・プログラマー)
たくさんの求人を紹介してもらえたのは良かったのですが、連絡がこまめで少し、疲れました。人によっては嬉しいのかもしれませんが・・。ただし、転職先については仕事内容や給与面などに満足しており、トータルで見るとお願いして良かったと思っています。
30代/女性(SE・プログラマー)
求人の紹介が他のエージェントよりも多かったです。メール・電話で毎日のように大量に紹介され、その中から選んでまとめてエントリーしました。結果のフィードバックも早く、助かりました。キャリアアドバイザーは親切でこちらの立場に立って話を聞いてくれ、素晴らしい対応でした。
30代/男性(プログラマー)
キャリアアドバイザーと話し込んだ上で紹介を受けていることもあり、求人の質・量には満足している。また、サポート体制はよく、連絡頻度もちょうど良かった。転職先は内定先から納得して選んだので仕事内容・給与・残業時間には満足している。
DODA
転職者満足度No.1
大手からベンチャー企業まで幅広い求人
企業からのスカウトで思わぬ出会いも!
IT系求人が多く、未経験者歓迎のものも充実
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 145,000件 |
非公開求人数 | 90,000件以上 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
筆者は1度目の転職ではリクルートエージェント、2度目はDODAにお世話になりました。大変面倒見が良い転職エージェントです。
転職者満足度ナンバーワンに選ばれている転職エージェントです。
主な特徴は以下の通りです。
- 転職エージェントに加えて転職サイトと企業スカウト機能を同時利用可能
- セミナーとイベントが充実
- 自己PR発掘診断、年収査定、レジュメビルダー(職務経歴書の作成機能)等の支援ツールが充実
- Web/ITエンジニア用の専用サイト「dodaエンジニアIT」がある
転職イベントはおすすめで採用担当者と生で話せるため、会社のニーズが分かり、転職活動の参考になります。
DODAの口コミ・評判
40代/筆者(社内SE)
3年に渡る転職活動でほとんど全ての転職エージェントを利用しましたが、もっとも粘り強く、最後まで支えてくれたのがDodaでした。本記事の筆者にとっては最もお世話になった転職エージェントです。
20代/女性(プログラマー)
Lineを使って小まめに連絡を取り合い、隣で寄り添っているような親近感がありがたかったです。面接のフォローも的確で実際にアドバイス頂いた内容を質問され、助かりました。
20代/男性(SE)
キャリアアドバイザーから企業の相当に細かいことまで聞けて助かりました。また、専用のlineアカウントで気軽に質問できるのも良かったです。
20代/女性(SE・プログラマー)
最初のカウンセリングで100件以上の求人を紹介され、それ以降も毎日のようにたくさんの求人や転職活動に役立つ情報を提供いただきました。情報提供量は他のエージェントよりも多かったのではないかと思います。
30代/男性(プログラマー)
アドバイザーが企業の詳細な部分まで把握しており、会社の社風・長所/短所と言ったことや、社風が合わないかもしれないと言ったことまで、親切にアドバイスいただき、非常に助かりました。
\ かんたん1分で完了/
無料登録後もお金はかかりません
ワークポート
IT・営業・第二新卒系の求人が多い
IT未経験サポートが充実
無料プログラミングスクールを運営しており、簡単なスキル習得可能
運営会社 | 株式会社ワークポート |
公開求人数 | 103,688件 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
紹介される求人数が多く、IT系(特に未経験)、営業、第二新卒に強みを持つ転職エージェント。
未経験者の転職支援に注力しているだけあり、書類選考や面接対策は非常に質が高いと評判です。転職ノウハウを紹介する動画セミナーも役立ちます。
面接スケジュールの管理や応募求人の管理機能が備わったオリジナルアプリも便利。
IT系、営業、第二新卒者は登録必須でしょう。
ワークポートの口コミ・評判
20代/男性(プログラマー)
長期間、働ける環境にキャリアチェンジしたいと考えていた。未経験でエンジニア転職する際、ワークポートに魅力を感じ、利用したいと思った。
20代/男性(インフラエンジニア)
転職アプリのスカウト機能が便利だと思い、ワークポートを利用しようと考えた。結果、未経験なのに高待遇の転職先が見つかった。
20代/女性(SE・プログラマー)
労働環境(休憩時間、休日数、労働時間)を改善したいと考え、キャリアチェンジを考えた。ワークポートは現在の状況・希望を細かく聞いてくれ、不明点を挙げると丁寧に答えてくれた。
30代/女性(プログラマー)
配属先の希望が通らなかったため、転職を検討した。ワークポートを利用した理由は、東北の求人もたくさんあったから。連絡がきめ細かで安心感があった。
30代/男性(社内SE)
未経験からエンジニア転職しました。ワークポートを利用した理由は魅力的な企業の求人を取り扱っていたからでした。企業様との各種調整、面接のアドバイスやフォローが適切でした。
\ 未経験からIT・Web業界への転職に強い /
無料登録後もお金はかかりません
マイナビエージェント
関東、関西、東海の第二新卒、20前半から30代前半を中心とした若手に強い
キャリアアドバイザーのサポートが熱心で専門性が高い
中小企業を中心として求人数は多い
IT系求人が多く、未経験者歓迎のものも充実
たくさんの求人よりも「自分に合った求人」を提案して欲しい人に合う
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数 | 40,000件 |
非公開求人数 | 35,000件 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
関東、関西、東海の20代から30代前半の転職に強い転職エージェントで、サポートの手厚さを売りにしています。
特に求職者の話を聞いて自分に合った求人を紹介することが「最大の売り」です。
この動画にあるように、「迷ったら相談みる」ことをおすすめします。
まとめ
転職活動で50社落ちた、100社落ちたとなったら、お先真っ暗と言う心境だと思います。筆者も絶望的な心境でした。
ただ、努力を続ければ、どこかで道は開けるはずです。
その過程で、もしかすると、希望条件の見直しが必要になるかもしれません。それを含めて、自分だけでモンモンとせずに、キャリアアドバイザーに相談することをおすすめします。
それに求人はできるだけたくさんの中から選んで下さい。見逃しているお宝求人があるかもしれません。
登録は無料なので是非、筆者がおすすめする転職エージェントに一つでも多く登録してみて下さい。