「インフラエンジニアになりたいけど、やめとけとも言われてるし、大丈夫?」
こんな心配・不安に答えます。
インフラエンジニアが合わない人はいますが、嫌でなければ、未経験から転職できて年収アップも可能な狙い目な職種です。
なお、未経験からのエンジニア転職志望者が増えていることを気にしている人は「未経験エンジニアが増えすぎ?転職できる?将来性は?」をご覧ください。
未経験者がなりやすいのは、アプリエンジニアよりもインフラエンジニアです。
本記事のポイント
- インフラエンジニアとは?
- インフラエンジニアをやめとけと言われる理由
- インフラエンジニアのメリットや仕事がホワイトな点
- インフラエンジニアに向いている人
- 未経験からインフラエンジニアになる方法
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インフラエンジニアが「やめとけ」と言われる理由4点
インフラエンジニアになるのをやめとけと言われる理由は以下の4点です。
1・2点目は現場によって大きく異なりますが、そんなに心配する必要はありません。稀にあるキツイ現場はありますが、それはどの職種でも同じでしょう。
3・4点目はインフラエンジニアの特徴と言えます。これらが嫌ならインフラエンジニアをやめておいた方が良いでしょう。
夜勤や休日出勤があるので
主なインフラであるサーバーやネットワークの設定変更は多くの場合、システム停止を伴うため、対応時間は平日営業時間帯を避けるのが普通です。
現場にも寄りますが、こう言った作業は通常は多くても2週間に一度程度です。作業内容によって対応時間は異なりますが、大体、1回2~3時間程度です。
夜間や休日にこう言った作業を全くやりたくないと言う場合は、インフラエンジニアはやめた方が無難でしょう。
障害対応が大変なので
システム障害はシステム構築や大きなインフラ更新などを行った直後には頻発します。2~3ヶ月は対応に追われることも多いです。そう言ったピーク対応を終えれば、落ち着くのが普通です。
ただし、障害が起き続けるシステムもあり、その場合は本当に大変です。例えば、良くニュースになっているようにみずほ銀行の基幹システムを担当すると厳しいだろうと思います。
と言っても、障害が起き続けるシステムは通常はほとんどありません。
慣れると仕事内容が単調なので
5年ほどやって一定のスキルを身に付けると同じことの繰り返しだと感じるかもしれません。良く言えば、慣れて仕事が楽になると言えますが、仕事にやりがいを感じたいタイプは物足りないかもしれません。
逆に一定の年収を得ながら、余裕のある暮らしをしたいなら、インフラエンジニアはおすすめとも言えます。
裏方仕事なので
IT系エンジニアは大きく言うと、アプリ系とインフラ系に分けることができます。そのうち、インフラエンジニアは裏方仕事と言えます。
インフラの上にアプリが乗ってシステムは動作するのですが、ユーザーや顧客から直接見えるのはアプリです。一方、インフラは動作速度を一定に保つ、動作を安定させるなどが目的となるため、ユーザや顧客が意識することは余りありません。
まさに裏方仕事です。そのため、アプリ系のようにユーザーや顧客と直接接したいと思うなら、インフラ系は難しいでしょう。
インフラエンジニアのメリットと魅力
インフラエンジニアは仕事になれると単調に感じたり、裏方仕事なので、それが嫌なら合わないと思います。一方、そう言った点が気にならないならインフラエンジニアはメリットが多く、ホワイトな職場も多いのでおすすめです。
ここではインフラエンジニアのメリットやホワイトな理由を説明します。
未経験でも転職しやすい
インフラエンジニアは必要な知識を身に付けると仕事ができるため、未経験から転職しやすいのです。
逆にアプリエンジニアにはプログラミングのスキルに加え、一定の経験が必要になります。
インフラエンジニアとアプリエンジニアは人手不足で年収も変わらないにも関わらず、志望者数はインフラエンジニアの方が少なく、競争率は低いのです。
とにかく、手に職をつけて一定の年収が欲しい人にとってはインフラエンジニアはおすすめです。
資格取得でスキルや年収のアップを狙える
インフラエンジニアは知識を身につけることで仕事がこなせるようになります。資格取得を頑張るとスキルや年収のアップにつながります。
一方、アプリエンジニアには一定の経験が重要で、資格は役に立たないと考えられています。アプリエンジニアでは経験したプロジェクトが何よりも重視されます。
そのため、未経験からスキルアップ・年収アップを目指すならインフラエンジニアの方がおすすめです。
習得したスキルの賞味期限が長い
アプリ系は新しい技術やサービスがドンドン出るため、そのキャッチアップをし続ける必要がありますが、インフラ系は習得技術の賞味期限が長いため、ベテランになっても現場で活躍可能です。
ITエンジニアの35歳定年説とは、アプリエンジニアの現場仕事は35歳くらいから厳しくなると言う意味です。35歳を過ぎたアプリエンジニアは現場仕事から管理・調整業務にまわるのが普通です。
筆者がいたリクルートには30代後半のアプリエンジニアはほとんどいませんでした。一方、40代のインフラエンジニアはたくさんいました。リクルート全社を見渡してもインフラエンジニア部門が最も平均年齢が高かったと思います。
インフラエンジニアはベテランになっても現場で活躍できる職種なのです。
残業時間が少ない
インフラエンジニアの残業時間は一般的に短めです。システム導入やインフラ刷新直後はバタバタしますが、インフラの監視等を行う保守フェーズに入ると落ち着きます。
アプリエンジニアは一定頻度で改修を行い続けるため、インフラエンジニアよりは忙しく、残業時間も長いことが多いです。
年収は良いのに未経験から志望する人は少ない
アプリエンジニアもインフラエンジニアも年収は変わりません。DODAによるとアプリエンジニアは平均年収417~473万円程度、インフラエンジニアは455~463万円程度です。
しかし、未経験から転職する場合の競争率はインフラエンジニアの方が遥かに低いのです。
未経験者にとってインフラエンジニアの仕事内容が分かりにくいのが志望者が少ない理由だと思います。
そのため、未経験者から手に職を付けてスキルや年収のアップしたい人にはインフラエンジニアの方がおすすめです。
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インフラエンジニアに向いている人の特徴
インフラエンジニアに向いている人の特徴は以下4点です。
アプリエンジニアよりも職人と言う言葉が合う職種だと思います。
努力すれば誰でもインフラエンジニアになれます。
プログラミングほど向き不向きはありませんし、プログラミングで挫折した人にもおすすめできます。
裏方の仕事が好きな人
インフラの上にアプリが乗ったものがシステムです。外から見えるのはアプリのみで、普段、インフラが意識されることはありません。
そのため、縁の下の力持ち、裏方と言う表現がぴったりです。やや地味な裏方仕事が好きな人にはピッタリです。
心配性で事前準備を怠らない人
インフラの中でも、例えば、ネットワークは設定にミスがあると繋がらず、大きな影響をもたらします。
インフラ系の仕事は成功失敗が分かりやすく、周りからは成功して当たり前と思われがちです。
念には念を入れた準備が欠かせませんし、心配性くらいの方が向いているでしょう。
資格取得の勉強が苦にならない人
未経験からインフラエンジニアになる場合、一定レベルに達するまでは資格取得などを通じてスキルアップを図る必要があります。
会社としてインフラエンジニアの資格取得を推奨・支援していることも珍しくありません。
そのため、資格取得の勉強を前向きにできることも重要な資質になります。
未経験から手に職を付けてスキルアップ・年収アップしたい人
未経験からIT系エンジニアになるにはインフラエンジニアになるのが比較的簡単です。プログラミングのようにできる・できないと言うことはなく、必要なことを覚えれば済むからです。
未経験から手に職を付けてスキルアップ・年収アップしたい人にはインフラエンジニアは最適です。
インフラエンジニアの将来性
インフラエンジニアの将来性は明るいと言えます。
AWS/Azure等のクラウドが成長しているため、ベテランのインフラエンジニアはスキルチェンジを求められる一方、未経験者の場合はクラウドも見据えて勉強すれば、あっと言う間に最先端に躍り出ることができます。
現在はクラウドが成長過程にあるため、ベテラン・新人を問わず、クラウドに詳しいエンジニアの数は不足しています。
クラウドが大きく成長している今だからこそ、チャンスなのです。
インフラエンジニアの種類と役割
インフラエンジニアについて説明します。
- インフラエンジニアとは?
- サーバーエンジニアとネットワークエンジニアの違いと役割
インフラエンジニアとは?
IT職種は大きく分類すると、アプリケーション開発エンジニア(略してアプリエンジニア)とインフラエンジニアに分かれて、それぞれの役割は以下の通りです。
- アプリエンジニア:アプリケーションを開発するエンジニア
- インフラエンジニア:アプリケーションの動作環境(サーバーやネットワーク)の整備を行うエンジニア
インフラエンジニアを大きく分類すると、サーバーエンジニアとネットワークエンジニアに分かれます。最近はクラウドエンジニアも加わっています。
- サーバーエンジニア:サーバーのセットアップや環境設定や保守運用を行うエンジニア
- ネットワークエンジニア:サーバー等の機器間の通信設定や保守運用を行うエンジニア
- クラウドエンジニア:AWSなどのクラウド上でサーバーやネットワーク設定や保守運用を行うエンジニア
これらの3種類のエンジニアを総称してインフラエンジニアと呼びます。
サーバーエンジニアとネットワークエンジニアの違いと役割
サーバーエンジニアもネットワークエンジニアでは設計・構築・管理の対象が異なります。簡単に管理対象を整理すると以下の通りです。
- サーバーエンジニア:サーバーOSの設定・ネットワーク接続・セキュリティ対策・バックアップ・監視など
- ネットワークエンジニア:ネットワーク機器の設定・トラフィック管理・セキュリティ対策など
イメージが湧きづらいと思いますが、ざっくりと言うとサーバーエンジニアはコンピューター設定を行う役割で、ネットワークエンジニアはコンピューター同士が繋げることが役割です。
未経験からインフラエンジニアになる方法
未経験者がインフラエンジニアになる方法について説明します。
未経験者の場合、20代のうちに転職しましょう。30代になると採用してくれる会社は少なくなります。
転職エージェントで転職可能
転職エージェントを使った転職が一般的です。
リクルートの調査によると、転職活動の成功者は平均3.4の転職エージェントに登録していました。
おすすめの転職エージェントのおすすめ3点セットは以下の通りです。
1位:doda
【公式】https://doda.jp/
筆者の3年に渡る転職活動を支えてくれた面倒見の良い業界No2の転職エージェント
2位:リクルートエージェント
【公式】
業界最大級の非公開求人数(27万件弱)を誇る業界No1の転職エージェント
3位:ワークポート
【公式】https://www.workport.co.jp/
未経験者のITエンジニア転職支援に強い代表的な転職エージェント
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未経験者でも20代ならインフラエンジニアに転職することはできます。とは言え、仕事内容も全く分からないと不安でしょうから、無料で受講できて就職率98パーセントを誇るネットビジョンアカデミー
期間は最短3週間から最長3カ月です。
と言われても不安でしょうから無料説明会を聞いてみるのはいかがでしょうか?嫌なら止めれば良いのです。当然、強制されるようなことはありませんのでご安心を。
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よくある質問
良くある質問として、インフラエンジニアとプログラマー、webエンジニア、システムエンジニアのどちらを未経験者は目指した方が良いのかを説明します。
インフラエンジニアとプログラマーのどちらが良いのか?
インフラエンジニアとプログラマーの簡単な役割分担は以下の通りです。
- インフラエンジニア:サーバーやネットワークのインフラ環境を整備
- プログラマー:インフラ環境上で動作するソフトウェア/アプリケーションを開発
モノ作りをしたいと言う希望がある人はプログラマー、インフラエンジニアは縁の下の力持ちタイプに向いています。
未経験からスキル習得しやすいのはインフラエンジニアの方です。知識習得が中心になるためです。プログラミングはかなり、向き不向きが出ます。
年収については未経験から転職した場合はインフラエンジニアもプログラマーも違いはありません。
インフラエンジニアとwebエンジニアのどちらが良いのか?
インフラエンジニアとwebエンジニアの役割分担はプログラマーとの役割分担と同じです。
webエンジニアは自社サービス開発を行うため、プログラマーよりもはるかにスピード感を求められます。
じっくりと腰を落ち着かせて働きたいならインフラエンジニア、スピードを求められる世界で働いたいならwebエンジニアが向いていると言えます。
なお、webエンジニアは人気なのでインフラエンジニアよりも転職のハードルははるかに上がります。
インフラエンジニアとシステムエンジニアのどちらが良いのか?
インフラエンジニアとシステムエンジニアの役割分担ですが、大型システムで全体の設計を行うのがシステムエンジニア、システムエンジニアのもとで各種作業を実施するのがインフラエンジニアと言う役割分担です。
未経験からシステムエンジニアに転職するには、25歳以下で大卒と言った条件が必要になるため、ハードルは高いと言えます。
未経験からシステムエンジニアになりたいなら、まずはインフラエンジニアやプログラマーになってその後、システムエンジニアを目指すのが良いでしょう。
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