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【経験者】リクルートをやめたい!転職先の選び方を解説

【経験者】リクルートをやめたい!転職先の選び方を解説

「リクルートをやめたい」

筆者は10年在籍したリクルートを5年前に辞めて転職しました。

強烈なカルチャーを持つリクルートなので、気持ちが折れると一刻も早く辞めたいと考えてしまいますよね?

そんなリクルート退職予備軍の方のために筆者のリクルートからの転職体験をまとめています。転職先選びや転職活動のポイントを参考にしてみて下さい。

本記事のポイント

  • リクルートを辞めたいと考えた5つの理由
  • リクルートからの転職先の3パターン
  • リクルートから転職する際の3つのポイント

●富士通でSE5年、リクルートでWebエンジニア10年 ●リクナビNEXT担当だったため、転職業界に精通 ●現在は事業会社のIT職採用の責任者

IT転職に役立つノウハウをお届きします

目次

リクルートを辞めたいと考えた5つの理由

クルートを辞めたいと考えた5つの理由

筆者の略歴ですが、新卒で富士通に入社して4年でリクルートに転職しました。

リクルートには10年在籍しましたが、辞めたいと考えた理由は以下の5つです。

それぞれの理由について一つずつ、説明します。

新規事業提案制度NEW RINGで自分には起業する能力がないと悟ったから

富士通時代はITで起業したいと考えており、その修行のためにリクルートに転職しました。

リクルートには年に一度、全社員が参加可能な新規事業提案制度NEW RINGがあります。筆者も計3回チャレンジしました。通常業務とは別に時間を作る必要があるので負荷はかなり高いです。

しかし、高校・大学の文化祭の出し物の準備みたいなノリで凄く楽しかったです。

NEW RINGへのチャレンジで自分は起業には向かないと悟りました

起業には一種の狂気が必要だと言われていますが、自分にはそこまでの執念がないと気付きました。

リクルートで出世するのも無理だと悟ったから

リクルートに10年いて痛感したのは本当に優秀な人が多い会社だと言うことです。富士通では自分は優秀だと勘違いしていましたが、リクルートで叩きのめされました。

リクルートでは早い人は20代後半にはGM(課長職)に付き、そこからトントン拍子に行く人だと30代半ばで執行役員、40代半ばでCEO就任となります。現CEOの出木場 久征さんはそのくらいのスピードで出世しています。

そう言った会社なので入社3年もすると自分の立ち位置が分かるようになります。

この猛者達の中で他よりも大きな成果を上げて出世することはできないと思いました

転職するには30代までと考えていたから

リクルートにはスタートアップベンチャーに転職する人は大勢います。しかし、筆者はその道を選びませんでした。

理由はリスクが高いと考えたためです。NEW RINGを通して新規事業の成功確率は千三つ(1000に3しか成功しない)だと感じたため、スタートアップベンチャーに30代後半から飛び込むリスクを取りたくないと考えました。

比較的手堅い事業会社への転職は40代になると厳しいです。そのため、30代のうちに最後の転職をしたいと思うようになったのです。

転職で年齢毎に求められるスキルについては「IT転職で年齢による限界はないが、未経験者は要注意。」で詳しく説明しています。

参考
リクルートは60年の歴史で定年退職者が5人程度しかいない会社です。そのため、社長を含め、いずれ、退職します。

多くの社員は30代で転職・起業しますが、40代まで辞めなかった社員は大体、自営業に転身しています。リクルートの下請けをやっている人が多いです。

リクルートに後輩がいるうちは仕事を回して貰えますので、そのうちに新規顧客を開拓する感じです。ただ、ほとんどの人はリクルート時代よりも収入が減っているようです。

強い成長意欲があることを前提とする社風に疲れたから

リクルート社内で良く聞かれる言葉の代表例は以下の通りです。

  • 自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
  • 圧倒的な当事者意識

成長したいと心の底から願う人にとってリクルートは心地の良い環境です。なぜなら、同じように考える人しかいないためです。

飲み会に行っても会社や上司の愚痴を言う人は誰もいません。「どうやったらもっと成長できるのか?」と言った悩みを話している人も良くいました。

この環境は若いうちには良いと思いますが、結婚して子供ができてワークライフバランスを取りたいと考えるようになると、段々と付いていけないなと思うようになります。

起業を諦め、事業会社で普通に働きたいと考えるようになった段階から、リクルートのカルチャーが暑苦しいとさえ、感じるようになりました。

成果を上げるための長時間労働に疲れたから

リクルートは成果主義なのでミーティングが入っている時間などを除くと完全フレックスで出社・退社の時間は自由でした。

しかし、9~5時の労働で成果を上げられないと職級や年収が下げりかねません。そもそも、成長したい人の集まりなので定時労働では不可能な仕事量を課せられ、それを苦にする社風でもありませんでした。

リクルートの飲み会は早くても20時、遅いと21時スタートで終電を乗り過ごすのも普通でした。近くのカプセルホテルに泊まり、翌朝から普通に仕事・・と言う人も多くいました。

良く言われるように学生サークルのノリで楽しいのですが、段々とそう言った環境に疲れてきました。

リクルートからの転職先の3パターン

リクルートからの転職先の3パターン

転職先のパターンは主に以下3つです。

起業や自営業に転身する人はそれぞれ1割ずつと言う感じで多くはありませんでした。起業や自営業と言ってもリクルート相手の商売をしている人が多く、一般的な意味で言うベンチャー企業を興しているのは5%にも満たない印象です。

成功しているのは事業開発室で新規事業立ち上げ経験がある人が多いです。

転職先の3パターンそれぞれについて説明します。

IT系メガベンチャー

IT系メガベンチャーとは、Yahoo、楽天、メルカリなどのことです。

リクルートで学んだことを活かせ、社風も比較的近いと言うこともあり、こう言った会社に転職する人が多いです。転職も比較的容易です。

難点はリクルート同様、働けるのはせいぜい、40代くらいまでで50代以降のキャリアが見えずらい点です。

50代では転職は不可能なので先々のキャリアを気にするタイプは止めておいた方が良いでしょう。

スタートアップベンチャー

自分で起業する能力はないが新規事業立ち上げを行いたいと言うタイプにはスタートアップベンチャーに飛び込む人が多いです。おそらく、リクルートはスタートアップベンチャーへの有数の人材供給源になっていると思います。

筆者の同僚も高年収な事業会社か、スタートアップベンチャーのどちらかで悩み、最終的には後者を選択しました。彼は現在、スタートアップベンチャーの執行役員としてストックオプションも保有して高収入となっています。

仕事はキツイと思いますが、やりがいを最も重視する人には良いでしょう。

Web系ではない事業会社

筆者はこのパターンでした。筆者の場合は30代後半の転職で異業種かつ年収維持を条件としたこともあり、相当に苦労しました。

最後の転職にしたい場合には、歴史が浅く先行きが全く見えないWeb系よりも他業種の事業会社の方が良いでしょう。

リクルートから転職する際の3つのポイント

リクルートから転職する際の3つのポイント

実際にリクルート在籍時に転職活動を行った経験から転職活動を成功させるための3つのポイントをお伝えします。

それぞれのポイントについて以下説明します。

転職意向を同僚には言わず、在職中に転職活動を行う

転職活動は在職中に行いましょう。

在職中に転職活動を行う最大のメリットは経済的な理由による焦りを感じなくて済む点です。

リクルートで働きながら転職活動を行うのはかなりハードだと思います。しかし、経済的な焦りから納得のいかない転職活動を行うよりは歯を食いしばって頑張った方が良いと思います。

また、リクルートはお喋りな人が多いので同僚一人に転職したいと明日には部署全員が知ることになるので誰にも話さない方が良いでしょう。

転職理由や転職先の条件を整理する

リクルートから転職したい理由や、転職先に求める条件を整理して、それを他人に説明できるようにしましょう。

転職先に求める条件には主に以下のようなものがあり、優先順位付けを行うと良いです。

  • 仕事内容(仕事そのもの、評価制度など)
  • 収入(年収、退職金、年金制度、家賃補助など)
  • 就業環境(勤務地、フレックス制有無、副業可否など)
  • 企業文化(若くて勢いがある、落ち着いているなど)

全ての条件を満たす企業が無ければ意味がないため、優先順位付けが何よりも大切になります。

転職サイトや転職エージェントに登録して良い求人を探す

筆者はリクルートのリクナビNEXTに携わっていました。リクナビNEXTなどのメディア事業にも、リクルートエージェントにも知り合いは多数いました。

そのため、リクルート系サービス(リクナビNEXTやリクルートエージェント)の利用は躊躇しました。

しかし、最終的にはDODAを含めた3サービスを併用しました。

その理由は結局、たくさんの求人から探すためにはたくさんの求人を抱えたサービスを利用するしかないためです。

筆者は有名社員ではなかったため、全く問題ありませんでした。

転職活動で重要なのは選択肢=求人数。最大手のDODA・リクナビNEXT・リクルートエージェントの併用がおすすめです。

転職エージェントとは、求職者と採用企業の間を仲介してくれるサービスを指し、転職サイトとは求人案件を見て、求職者が自ら応募するサービスのことを指しています。

おすすめの転職サイト・エージェントの三点セットは以下の通りです。

1位:doda
  【公式】https://doda.jp/
  筆者の3年に渡る転職活動を支えてくれた面倒見の良い業界No2の転職エージェント

2位:リクルートエージェント
  【公式】https://www.r-agent.com/
  求人数の質・量共に業界No1の転職エージェント

3位:リクナビNEXT
  【公式】https://next.rikunabi.com/
  お宝求人が隠されていることがある業界No1の転職サイト

詳しくは「DODAで年収250万円アップした30代後半での3年掛かりの異業種への転職成功秘話」をご覧ください。

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