dodaを使った3年に及ぶ転職活動の結果、30代後半で異業種に年収900万円程度から1,150万円程度に250万円アップした話をします。
筆者は中途入社したリクルートで10年程度働いた後、金融系の会社に転職しました。リクルートでは大した成果を上げられない「できの悪い社員」だった上、異業種で年収維持を希望したこともあり、転職活動では相当に苦労しました。
年収アップの秘訣をはじめ、転職活動3年の経験で得られた転職ノウハウやおすすめの転職エージェント・サイトについてまとめています!
本記事の内容
- 年収250万円アップを実現した転職ノウハウ
- 他の転職エージェントと比較したdodaの特徴
- 筆者の転職活動での戦績(かなり恥ずかしく、情けないのですが・・)
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無料登録後もお金はかかりません
これまでのキャリアと転職理由
筆者のキャリアについて簡単に説明します。
新卒入社した富士通での仕事内容と辞めた理由
就職活動では相当に苦労して何とか、富士通に決まりました。転職活動もそうでしたが、納得できるところに決まるまで粘る姿勢を持っていたと思います。
新卒入社した富士通ではSEとしてパッケージソフトの開発・導入などを5年程度、行っていました。
転職を考えるようになった理由は主に以下3点です。
- 給料を上げたかったため
- 仕事内容が退屈だったため
- 会社が倒産の危機だと言われていたため
リクルートに転職した理由
リクナビNEXTに登録後、リクルートエージェントからスカウトメールが届き、面談でリクルートを提案されたのがキッカケでした。
面接を通じてリクルートに惹かれるようになった理由は以下の通りでした。
- 面白い人がとにかく多い
- 自社サービスの企画から携われる
- 紙媒体のネット化を進めており、自分の成長に繋がりそうだった
一方、自分が評価された部分は以下だろうと思っています。
- インターネット対応製品の開発経験があること
- (その当時は)起業志向だったこと
- 面接でのコミュニケーションを楽しんでいたこと
今思えば、28歳での転職は簡単でした。38歳での転職は地獄でしたが・・。
リクルートの面接のポイント
筆者はリクルート入社後に面接官もやりましたが、リクルートは能力と共に会社との相性を重視する会社だったと思います。
マッキンゼー社のパートナーが面接で落とされたことがありました。人事部長は「彼には愛がない」と言っていたのが象徴的なエピソードだと思いました。
相性が悪いと見なされる3つのタイプについて説明します。
相性が悪いタイプ1: リクルート好きな人
リクルートは60年の歴史で定年退職者が5人程度の会社です。社長を含め、ほぼ全ての社員が中途退職します。そのため、リクルートを踏み台として飛び立ちたいと言うタイプが好まれます。リクルート好きと言うタイプは敬遠されがちです。
相性が悪いタイプ2:サラリーマンとして働き続けたい人
起業家精神を重視するため、将来起業したいと言うタイプが好まれます。
相性が悪いタイプ3:ライフバランスワークを重視する人
リクルートは仕事人間で成長意欲の強い人が好きな会社ですし、社員もそう言う人ばかりです。
以上3つのタイプは敬遠されがちです。いずれも一般企業の真反対と言って良いと思います。
リクルートでの仕事内容と辞めた理由
28歳で富士通からリクルートに転職したら、年収が550万円程度から750万円程度まで上がり、最終的には900万円ちょっとになりました。リクルートでは、リクナビNEXTの開発やジョイントベンチャー企業でのECサイト立ち上げ、インフラ運用を担当していました。
仕事は面白かったですし、面白い人が多くて、良くも悪くも飽きない会社でした。
38歳のときにリクルートから転職しました。40代で辞める人は大体、独立しています。
転職活動で苦労した理由
筆者は転職サイト・リクナビNEXTの開発を担当していたため、転職マーケットについては熟知していました。
それでも転職で苦戦した理由について説明します。
転職先に求めた条件
苦戦した最大の理由は、高望みしたことです。
以下が転職の希望条件でした。
- 年収の維持
- Web系以外の異業種で定年まで働ける日系企業
- 会社の知名度や仕事のやりがいは妥協可能
異業種で年収維持と言う条件がとにかく厳しかったです。
web系は年収が低く、長く働ける環境が無い会社がほとんどなのでweb系以外を希望していました。
30代後半の転職で企業から求められるもの
30代後半で転職する場合、企業側の採用要件は以下の通りです。
- 即戦力(同業種同職種)
- 管理職もしくは管理職候補
筆者は異業種希望だったので、その時点で即戦力ではなく、企業の評価は低くなります。また、30代後半は管理職もしくは管理職候補が採用ターゲットになることが多いのですが、筆者には管理職経験がありませんでした。
即戦力採用なのに、異業種で年収維持なので苦戦は覚悟していました。
登録した転職エージェントや転職サイト
筆者は3年も転職活動を行っていたので、ほとんど全てのサービスを利用しました。
ここでは、利用したサービスのうち、どれがおススメなのかを説明します。
登録先一覧
主な登録先は以下の通りです。
本当は以下の2倍くらいは登録したのですが、求人の提案がなかったり、見ていなかったサイトは割愛しています。
登録した転職エージェント
- リクルートエージェント
doda - マイナビエージェント
- キャリアカーバー
- JACリクルートメント
パソナキャリア - ワークポート
登録した転職サイト
リクナビNEXT - エン転職
- マイナビ転職
- type
- ビズリーチ
Green - indeed
転職エージェントとは、求職者と採用企業の間を仲介してくれるサービスを指し、転職サイトとは求人案件を見て、求職者が自ら応募するサービスのことを指しています。
最後まで利用したのはdodaとリクルートエージェント、リクナビNEXTのみ
転職エージェントは登録後は求人の案内を待つのみですが、転職サイトは週10時間くらいかけて、全て見ていました。
3年の転職活動で、良い求人はdodaとリクルートエージェント、リクナビNEXTを見ていれば、網羅できることに気付きました。
リクルート(リクルートエージェント、リクナビNEXT)が最大手ですが、リクルートが嫌いな企業はdodaを利用するため、その2社を使っていれば漏れなく、求人を確認でき、効率的だと言う結論に達しました。
チェックポイント
転職エージェントや転職サイトは無数にあり、それぞれに細かな違いはありますが、3年間の転職活動で実感したのは「求人数と質」が最も大切と言うことです。最も難しいのは良い求人との出会いで、そのために「求人数と質」が良い転職エージェントや転職サイトを利用した方が良いのです。
「求人数と質」と言う点では、doda・リクルートエージェント・リクナビNEXTがおすすめ3点セットです。
どれもすぐに登録できますし、完全無料ですよ!
それぞれのサービスについておすすめ順に特徴を説明します。
リクルートの調査によると、転職活動の成功者は平均3.4の転職エージェントに登録していました。
おすすめの転職エージェントのおすすめ3点セットは以下の通りです。
1位:doda
【公式】https://doda.jp/
筆者の3年に渡る転職活動を支えてくれた面倒見の良い業界No2の転職エージェント
2位:リクルートエージェント
【公式】
業界最大級の非公開求人数(27万件弱)を誇る業界No1の転職エージェント
3位:ワークポート
【公式】https://www.workport.co.jp/
未経験者のITエンジニア転職支援に強い代表的な転職エージェント
これら以外では現役社員の口コミサイト openwork が、内容がリアルで非常に参考になりました。
転職活動の戦績
38歳での転職時の全活動記録は以下の通りです。
実施数 | 合格数 | |
---|---|---|
書類選考 | 131 | 28 |
一次面接 | 28 | 11 |
二次・最終面接 | 8 | 3 |
一次面接の合格11で最終面接の実施数が8なのは3社は辞退したためです。131社も応募しましたが、本当に行きたいと思えたのは現在の会社を含め、3社程度でした。
38歳で異業種・年収維持を条件にしたこともあり、本当に苦しい転職活動でした。
転職成功できたのはdodaのおかげ、担当者に言われた一言
好条件での転職を望む場合、転職エージェント利用は必須になります。
- 転職エージェントのスケジュール
- 転職エージェントは3ヶ月を1クールとして動いています。2クール(半年)くらい、転職が決まらず、転職エージェントから見切られると求人提案が全くなくなります。
キャリアアドバイザーからは同業種への変更を何度も提案されました。しかし、web系では終身雇用が難しいため、歯を食いしばって異業種希望は維持しました。
転職に成功できたのは、何はともあれ、dodaのおかげでした。
- dodaとリクルートエージェントの差
- dodaとリクルートエージェントは業界No2とNo1です。求人数や質、キャリアアドバイザーに大きな差はありません。
リクルートエージェントは効率的なので3年の転職活動で提案される求人数は最後の方は大きく減りました。一方、ノンビリした社風なのか、他エージェントを含め、dodaだけが最後まで見放さずに求人提案を続けてくれました。
dodaには感謝しかありません。
現在の会社から年収250万円アップで内示後、そのことを担当者に伝えた際に
「いやー、本当にうらやましい限りです。」
と言われたのが心に残っています。普通は「おめでとうございます。」が定番なんですけどね。この辺りもdodaらしいなと感じました。
筆者おすすめ転職サイト3点セット
筆者が利用して本当に良かったおすすめ3点セット(doda・リクルートエージェント・リクナビNEXT)についてご紹介します。
doda
転職者満足度No.1
大手からベンチャー企業まで幅広い求人
企業からのスカウトで思わぬ出会いも!
IT系求人が多く、未経験者歓迎のものも充実
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 145,000件 |
非公開求人数 | 90,000件以上 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
dodaはリクルートエージェントと並んで求人数・質が最も充実しており、転職者満足度No1の転職エージェントです。
リクルートエージェントが効率的な会社なのに対して、dodaは3年間に渡る筆者の転職活動に付き合ってくれたくらいなので、サポートが手厚いエージェントだと思います。
ダントツでおススメです。
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リクルートエージェント
独占求人が豊富
年収交渉を代行
職務経歴書作成の補助機能、社風や過去の質問が分かるなどサポートが充実
運営会社 | 株式会社リクルート |
公開求人数 | 365,610件 |
非公開求人数 | 268,817件 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
リクルートエージェントは名実ともに日本最大の転職エージェントです。
筆者はリクルートで働いていたのでリクルートエージェント利用は気が引ける面がありましたが、転職活動を行う上で外せないと判断して登録しました。実際に様々な良い求人を紹介いただきました。
転職活動を行う上では必須だと思います。
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リクナビNEXT
リクナビNEXTは転職者の8割が利用すると言われているため、知っている人は多いと思います。
転職サイトは転職エージェントと併用するのがおススメです。詳しくは「転職エージェントと転職サイトは併用した方が良い」をご覧ください。
リクナビNEXTには企業から届くオファーによって、自分のキャリアがこのように評価されるのかと気づかされることがたびたびありました。また、「履歴書」と「職務経歴書」の無料作成ツールと、「人気求人ランキング」は便利なので一度、利用してみることをおすすめします。
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転職エージェントや転職サイトの上手な活用ノウハウ3点
筆者は転職を2回しましたが、1回目は28歳のときに活動期間3ヶ月程度でしたが、2回目は35~38歳までの3年を費やしました。その中で得られたノウハウを3点に絞ってお伝えします。
転職エージェントや転職サイト の上手な活用ノウハウ3点
- 転職エージェントと転職サイトは併用した方が良い
- 転職エージェントのキャリアアドバイザーに自己アピールし続ける
- 転職エージェントのキャリアアドバイザーを味方に付ける
転職エージェントと転職サイトは併用した方が良い
転職エージェントではキャリアアドバイザーが職務経歴書のチェックや面接アドバイスも行ってくれます。そのため、転職エージェントのみを使い、転職サイトを利用しない人もいます。
しかし、転職エージェントにはなく、転職サイトのみに掲載されている求人もあり、その場合、転職エージェント経由で応募すると書類通過の可能性が上がるため、併用した方が絶対に良いのです。
転職エージェント経由だと推薦状を書いてもらえるため、書類選考は確実に通りやすくなります。
転職エージェントのキャリアアドバイザーに自己アピールし続ける
転職エージェントのキャリアアドバイザーは数十人の求職者を担当しています。そのため、キャリアアドバイザーが自分のために時間を使って貰えるようにすることが大切です。
筆者は以下のような口実で定期的に連絡を取ることで自己アピールし続けました。
- 定期的にバージョンアップした職務経歴書を送る
- 転職サイトや企業サイトで見つけた求人を転職エージェントで扱ってないかを確認する
こう言った連絡を取ることで自分のことを思い出して貰えるように働きかけました。
登録から時間が経って何もしないと求人提案はドンドン減っていきます。
転職エージェントのキャリアアドバイザーを味方に付ける
最低限度、嫌われないことが大切です。横柄な態度を取るなどはもっての外です。
一人のキャリアアドバイザーが数十人の求職者を担当している中で、どの人に時間を割くのかはさじ加減です。そのため、嫌われないことがまずは大切なのです。
メールに体調を気遣う文面を入れるなど親近感を感じられると良いですよ。
たくさんの求職者の中で自分を印象付けることができれば、自分のために時間を割いて貰いやすくなるのです。
お宝求人の探し方
希望の転職を叶える上でお宝求人探しは最も重要だと言って良いでしょう。お宝求人とは自分の希望に沿って、競争率が比較的低いものとします。
筆者は3年掛けて転職しましたが、現在の会社の求人が見つかって以降はスンナリと決まりました。
正攻法および裏技的な求人の探し方について説明します。
転職先に求める条件を整理する
まずは、転職先に求める条件を整理しましょう。
35歳の筆者の場合は以下の通りでした。
筆者の希望条件
- 年収維持
- 終身雇用の異業種
- ホワイト企業
35歳でこの条件だと転職活動が長期化する覚悟が必要です。
転職活動で苦労するので、この条件を他の人にはおすすめしません。
転職エージェントのキャリアアドバイザーと相談すると、ちょうど良い条件を整理できると思います。
お宝求人4つの探し方
お宝求人の探し方4つを紹介します。
- 転職サイトで探す
- 転職エージェントの紹介を待つ
- 希望に合う企業のサイトをチェックする
- 口コミサイトや掲示板で探す
前半の3つは正攻法、最後の1つは裏技です。
お宝求人探しはとにかく、質よりも量で様々な手段を併用して量当たることが大切です。
転職サイトで探す
転職サイトで探すのが最もベーシックな方法です。
世の中にある、ほとんど全ての転職サイトを利用した結果、筆者の希望に近い求人が稀に見つかるのがリクナビNEXTでした。
その他の転職サイトでは残念ながら、希望求人が見つからなかったため、最終的には転職サイトはリクナビNEXTのみをチェックするようになりました。
希望内容によっては他の転職サイトが合うケースもあると思いますが、最大手なのでリクナビNEXTは外せないだろうと思います。
転職エージェントの紹介を待つ
転職エージェントの紹介待ちが最も高確率で希望求人に出会える方法でした。
個人や零細を除く、世の中のほとんど全ての転職エージェントを利用しましたが、最後に残ったのは最大手2社のdodaとリクルートエージェントでした。どちらもとにかく、求人数が多く、求人企業とのパイプの太さが魅力だろうと思います。
長期的にたくさんの求人を紹介してもらうためのコツは、キャリアアドバイザーと定期的にコミュニケーションを取り続けることです。
キャリアアドバイザーは数十人の求職者を担当しているのが普通で、最初に数十件の求人を紹介して以降は、段々と紹介数が減っていきます。しかし、定期的にコミュニケーションを取って思い出して貰うことで紹介を受けやすくなります。
希望に合う企業のサイトをチェックする
希望企業があるなら、企業サイトを確認して、そこから直接応募してみるのも良いでしょう。
ただし、一般的に有名人気企業の場合、応募数が膨大なので転職エージェント経由の方が書類選考通過の可能性は上がると思います。転職エージェント経由の場合、推薦状を書いて貰えるためです。
転職エージェントの紹介漏れもあるので企業サイトのチェックして、転職エージェントへの求人有無の確認は欠かせません。
口コミサイトや掲示板で探す
口コミサイトの代表格OpenWork(オープンワーク)で評判が良く、自分の希望に合う企業を探すのも効果的です。利用上の注意点として退職者の声を集めているので、比較的ネガティブな方向に意見が偏っていることが多いです。口コミには一定の信憑性があり、有用だと思います。
5chの掲示板は重宝しました。特に 「マターリ高給ランキング」スレッドは 参考になりました。
こんな求人はアツい!
アツい求人とは、自分の希望に沿って競争率の低いもののことです。
条件は良いのに「求めている人材」が分かりにくいものは応募数が集まらないことが多いので狙い目なのです。
筆者が転職した会社も求人を最初に見た第一印象は内容が分かりにくいけど、条件は希望に合致する、と言うものでした。
条件は良いのに、「求めている人材」に合う人材がいないのでは?と言う求人を見つけたら狙い目です。
最後に
一人でも多くの人が幸せな転職ができるように参考になればと、筆者の体験談をまとめました。
転職が頭をよぎってモヤモヤするなら、 おすすめ転職サイト3点セットに登録してみましょう。 どれもすぐに登録できますし、完全無料ですよ!
情報収集として求人を見たり、転職エージェントで話を聞くだけでもスッキリするものです。
1位:doda
【公式】https://doda.jp/
筆者の3年に渡る転職活動を支えてくれた業界No2の転職エージェント
2位:リクルートエージェント
【公式】https://www.r-agent.com/
求人数の質・量共に業界No1だが、効率重視の転職エージェント
3位:リクナビNEXT
【公式】https://next.rikunabi.com/
お宝求人が隠されていることがある業界No1転職サイト
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