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未経験者がITエンジニア転職を有利にするための資格とは?

未経験者がITエンジニア転職を有利にするための資格とは?

「未経験からIT転職したいけど、資格があれば転職できるのかな?」
「取得するとITエンジニアへの転職に有利になる資格があるなら知りたい」

こう言った疑問にお答えします。

結論は年齢や希望職種によって、IT資格が転職に有利に働くかどうかが変わります。

未経験からITエンジニアを目指している人は本記事を最後まで読んで下さい。

なお、未経験からのITエンジニア転職には転職エージェント・プログラミングスクールの上手な活用も大切になります。


●富士通でSE5年、リクルートでWebエンジニア10年 ●リクナビNEXT担当だったため、転職業界に精通 ●現在は事業会社のIT職採用の責任者

IT転職に役立つノウハウをお届きします

目次

資格を取ると、ITエンジニア未経験での転職で有利になるのか?

資格を取ると、ITエンジニア未経験での転職で有利になるのか?

年齢と職種毎にIT系の資格を取得することで転職に有利に働くかどうかを整理すると上図のようになります。アプリ系・インフラ系エンジニアの説明は以下の通りです。

  • アプリ系エンジニア:プログラマーなどを指し、ソフトウェア開発を行う職種
  • インフラ系エンジニアとはソフトウェアが動作するサーバー・ネットワーク・データベースなどを整備する職種

職種と資格の関係は以下の通りです。

  • アプリ系は資格が職務能力向上の役には立ちません。
  • インフラ系は資格取得が職務能力向上に役立ちます。
  • アプリ系よりもインフラ系の方が資格取得を評価されます。

一方、年齢と資格の関係は以下の通りです。

  • 年齢が若いほど、資格取得を評価されます。
  • 年齢が上がると資格よりも実績重視になります。

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面接官はIT資格をどのように評価するのか?

面接官はIT資格をどのように評価するのか?

面接官が転職者をどのように評価するのかをまとめたのが、上図です。

年齢が上がるほど、ポテンシャルよりも即戦力性を評価されます。結果、資格に対する評価も低くなります。

また、アプリ系よりもインフラ系の方が資格取得を高く評価しますインフラ系はアプリ系よりも資格取得が職務能力向上に役立つからです。
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IT未経験者が資格を取得するメリットとは?

IT未経験者が資格を取得するメリットとは?

転職を目指すIT未経験者が資格を取得するメリットは以下の4点です。

  • 20代前半でポテンシャル重視の採用の場合、「資格取得=ポテンシャルあり」と評価される
  • インフラ系エンジニアの場合、資格取得が能力評価に直結する
  • 同じくらいの評価の場合、資格取得は加点要素になる
  • ITに関する基本を抑えられる

ザックリ言うと、年齢が20代またはインフラ系エンジニア志望の場合は適切な資格を取得していると転職に有利に働きます。

IT未経験で転職する場合に評価される資格とは?

IT未経験で転職する場合に評価される資格とは?

以下の年齢別に取得していると転職に有利に働く資格を整理します。

それぞれの年齢別に取得した方が良い資格について説明します。

20代前半

ITの基礎とアプリ系・インフラ系エンジニアになるのに役立つ資格を紹介します。

ITの基礎を理解するのに役立つ資格
  • 【難易度・易】基本情報技術者試験:ITの基礎理解
アプリ系エンジニアになるのに役立つ資格
  • 【難易度・易】Java認定資格Silver:Javaの基本や問題解決力の習得
インフラ系エンジニアになるのに役立つ資格
  • 【難易度・易】シスコ技術者認定:シスコ製ネットワーク機器の技能認定(CCNA)
  • 【難易度・易】ORACLE MASTER:Oracleデータベースの全般の知識(Bronze/Silver)
  • 【難易度・易】Linux技術者認定:Linuxシステムの構築・運用・管理の認定資格
  • 【難易度・易】AWS認定:AWS利用に関する資格

難易度判定については「易」としているものは比較的、取得しやすい資格です。

20代前半の場合、資格が無くても転職できる可能性は高いですが、資格があると有利になります。やる気を証明しやすいためです。
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20代後半

20代前半の資格に加えて、難易度判定「難」のものを追加しています。ただし、「難」の資格をIT未経験者が取得するのはハードルが高いので転職活動を頑張った方が良いかもしれません。

ITの基礎を理解するのに役立つ資格
  • 【難易度・易】基本情報技術者試験:ITの基礎理解
  • 【難易度・難】応用情報技術者試験:ITの応用理解
アプリ系エンジニアになるのに役立つ資格
  • 【難易度・易】Java認定資格Silver:Javaの基本や問題解決力の習得
インフラ系エンジニアになるのに役立つ資格
  • 【難易度・難】ネットワークスペシャリスト:ネットワーク全般の知識
  • 【難易度・難】データベーススペシャリスト:データベース全般の知識
  • 【難易度・易】シスコ技術者認定:シスコ製ネットワーク機器の技能認定(CCNA)
  • 【難易度・易】ORACLE MASTER:Oracleデータベースの全般の知識(Bronze/Silver)
  • 【難易度・易】Linux技術者認定:Linuxシステムの構築・運用・管理の認定資格
  • 【難易度・易】AWS認定:AWS利用に関する資格

30代以上

20代後半の資格からアプリ系エンジニア資格を除いています。アプリ系エンジニアでは資格が重視されないため、ポートフォリオと呼ばれる試作品開発に力を入れた方が効率が良いでしょう。

30代以上の場合、「難易度:易」の資格を2つ以上取得すると評価を高めることができます。

例えば、Linux技術者認定とAWS認定と言った具合です。シスコやORACLEは使っていない会社もありますが、LinuxとAWSは利用している会社がたくさんあるためです。

ITの基礎を理解するのに役立つ資格
  • 【難易度・易】基本情報技術者試験:ITの基礎理解
  • 【難易度・難】応用情報技術者試験:ITの応用理解
インフラ系エンジニアになるのに役立つ資格
  • 【難易度・難】ネットワークスペシャリスト:ネットワーク全般の知識
  • 【難易度・難】データベーススペシャリスト:データベース全般の知識
  • 【難易度・易】シスコ技術者認定:シスコ製ネットワーク機器の技能認定(CCNA)
  • 【難易度・易】ORACLE MASTER:Oracleデータベースの全般の知識(Bronze/Silver)
  • 【難易度・易】Linux技術者認定:Linuxシステムの構築・運用・管理の認定資格
  • 【難易度・易】AWS認定:AWS利用に関する資格

IT資格の取得方法とは?

IT資格の取得方法とは?

IT資格は一部記述式もあるものの、選択式の問題が大半なので教科書と問題集を買ってひたすら勉強あるのみです。

受験料は高いものだと数万円するので、確実に合格する自信ができるまで勉強した方が良いでしょう。試験によって実施日が異なります(例:国家試験は年2回、ベンダー試験は随時など)。日程を良く確認して試験に臨みましょう。

プログラミングスクールに通う必要はありません。

まとめ

まとめ

本記事では未経験者がITエンジニアに転職する際に取得すると有利になる資格について説明しました。

以下が主なポイントです。

  • 若いほど、資格取得が転職には有利に働く
  • アプリ系よりもインフラ系エンジニアの方が資格取得が転職に有利に働く
  • 30代以上のインフラ系エンジニアの場合、比較的簡単な資格を2つ以上取得するのも良い

プログラミングと異なり、資格は一定の時間の学習で必ず取得できるものです。

自分に合った教科書・問題集を購入し、合格するまで頑張ってください。

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