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【事例あり】未経験でのITエンジニア転職に必要なポートフォリオの作成方法や注意点を徹底解説

【事例あり】IT転職で経験者にポートフォリオは必須ではないが、未経験者には必須

「ポートフォリオって良く聞くけど、IT転職に必須?」
「ポートフォリオを作りたいけど、コツやポイントを知りたい」

IT転職を行う際、ポートフォリオの要否はIT経験者・未経験者とSIer系・Web系の組み合わせによって異なり、以下の通りです。

スクロールできます
IT経験者IT未経験者
SIer系
Web系

上記の通り、ポートフォリオはITエンジニア経験者よりも未経験者にとっての方が重要ですし、SIer系よりもWeb系の方が重要になります。また、IT未経験者がポートフォリオを作成する場合でも、SIer系とWeb系で評価される内容が異なるので注意が必要です。

本記事ではこう言ったポートフォリオ作成のポイントについて事例を交えて説明しているため、最後まで読んでください。

あわせて、ポートフォリオ制作に強いプログラミングスクールの記事もご覧ください。


●富士通でSE5年、リクルートでWebエンジニア10年 ●リクナビNEXT担当だったため、転職業界に精通 ●現在は事業会社のIT職採用の責任者

IT転職に役立つノウハウをお届きします

目次

ポートフォリオは自己PRの材料だが、ITエンジニア経験者と未経験者で内容は変わる

ポートフォリオは自己PRの材料だが、IT経験者と未経験者で内容は変わる

ITのポートフォリオは、元々はWebデザイナーが転職やフリーランスとして自分の人材価値を評価してもらうための作品集でした。

その後、ITエンジニアの実績や技術力をPRするために作られるようになりました。ただし、IT経験者と未経験者では内容を変える必要があります。

IT経験者
IT未経験者
  • 過去に携わったプロジェクトでの実績、開発サービスなど
  • GitHubで公開したプログラミングコード
  • 開発したアプリ
  • プログラマの技術情報共有サービス「Qiita」上での発信情報

IT経験者が過去実績に重点を置くのに対して、IT未経験者は技術スキルを証明することが最も重要になります。また、IT未経験者は開発したアプリの仕様や設計内容、苦労した点、学んだ点などを「Qiita」上にまとめて発信していくのも良いでしょう。

ITエンジニア未経験者がポートフォリオを作成しなければならない3つの理由

IT未経験者がポートフォリオを作成しなければならない3つの理由

IT経験者は転職よりもフリーランスとして案件受注するためにポートフォリオは利用されています。一方、IT未経験者の転職でポートフォリオが必須な理由は以下3点です。

それぞれの理由について、以下一つずつ、説明します。

技術スキルを証明するため

企業は未経験者を即戦力とは思っていません。しかし、スタート時点での技術理解レベルを見て採用するのかどうかを決めています。

余りにも理解が浅いと教育に時間が掛かると敬遠されてしまいます。

そのため、基本的な技術を理解していることを証明するための材料としてポートフォリオが必要になります。

書類選考で自己PRするため

書類選考での合否は企業の採用担当者が会ってみたいと思わせるかどうかで決まります。

IT未経験者は過去の職務実績がないため、ポテンシャルをPRするしかありません。そして、その最大の材料になるのがポートフォリオなのです。

逆に職務実績がない未経験者が自身の技術スキルをPRするポートフォリオがなければ、PR材料がないと言っても過言ではありません。

面接で自己PRするため

面接の定番の質問は以下の3つです。

  • 退職理由
  • 志望動機
  • 自己PR

退職理由や転職理由は自社をすぐに辞めそう・・と面接官に思われないような内容を作り込みましょう。

その上で、自己PRはポートフォリオを使って自身の技術スキル・技術理解を説明できれば良いのです。ポートフォリオについては以下のような内容を話せるようにしておきましょう。

  • 工夫した点
  • 苦労した点
  • 課題

ITエンジニア未経験者のポートフォリオ作成のポイント6つ

IT未経験者のポートフォリオ作成のポイント3つ

IT未経験者がポートフォリオを作成するためのポイントを6つ紹介します。

それぞれの内容について一つずつ、説明します。

オリジナルアプリを作る

当たり前だと思うかもしれませんが、未経験者のポートフォリオは似たようなものばかりです。

例えば、以下のようなものです。

  • Twitterのクローン
  • Instagramのクローン
  • メルカリアプリのクローン

これらはプログラミングスクールの教材にもなっているため、それを流用しているのだと思います。しかし、採用担当者は見飽きており、書類選考で見た瞬間に不合格になります。

オリジナルアプリを作りましょう。

自分の技術スキルをPRできる内容

ポートフォリオ作成の目的である技術スキルのPRのためのポイントは以下2点です。

  • CRUD機能を盛り込む
  • ソースコードの読みやすさを意識して作る

それぞれの内容について、一つずつ、説明します。

CRUD機能を盛り込む

CRUDとは以下の略語です。

CRUDとはCreate Read Update Deleteの略
  • C:Create(登録)
  • R:Read(参照)
  • U:Update(更新)
  • D:Delete(削除)

多くのシステムにはCRUD機能があります。Instagramを例にとると以下の通りです。

InstagramのCRUD機能とは?
  • C:Create(登録) ⇒ 会員登録
  • R:Read(参照) ⇒ 会員情報参照
  • U:Update(更新) ⇒ 会員情報更新
  • D:Delete(削除) ⇒ 会員情報削除

CRUD機能実装を見れば、プログラミングスキル習得レベルを確認できるため、企業へのPRにはピッタリです。CRUD機能があるシステムとは会員管理システムなどです。

もちろん、IT未経験者のポートフォリオの中にはCRUD機能を有せずに非常にアピールに成功しているものもあります。しかし、「何を作れば良いんだろう?」、「面白いアイディアが思い浮かばない」と言う人にはCRUD機能を有する会員管理システムなどをおすすめします。

ソースコードの読みやすさを意識して作る

アプリケーションは開発後、何度も改修と言われる追加開発を重ねていきます。そのため、可読性と言われるソースコードの読みやすさが重視されます。

読みやすいソースコードの主なポイントは以下の通りです。

  • ロジックがシンプルで分かりやすい
  • インデントが入って整理されている
  • 適度にコメントが入っている

SIer系は業務系システム、Web系は面白みのあるWebアプリが良い

開発するシステムは希望する企業がSIer系またはWeb系なのかによって変える必要があります。

SIer系、Web系それぞれでポートフォリオを見られるポイントは以下のように異なります。

SIer系
Web系
  • コーディング技術があるか?
  • コーディング技術があるか?
  • サービスアイディアがあるか?

こう言った点を踏まえると、SIer系とWeb系のそれぞれで、以下のようなポートフォリオを開発すると良いでしょう。

SIer系
Web系
  • CRUD機能を有する会員管理システムなど
  • アイディアに面白みのあるWebサービス

Web系でも大手はSIer系と評価の傾向は同じです。しかし、多くのWeb系はベンチャー企業なのでエンジニアにもアイディアが求められるため、このような違いが生まれます。

一方、大手のWeb系では企画職とITエンジニアは役割分担が明確なのでアイディアよりも基本的な技術スキルの方が重視されます。

プログラミングスクールの最終課題をポートフォリオにしない

オリジナルアプリを作る」でも説明した内容ですが、プログラミングスクールの最終課題をポートフォリオとしている場合、企業の採用担当者は見飽きています。当然、書類を良く見ることも無く、不合格になります。

そう言った意味ではポートフォリオ作成をフォローしてくれるプログラミングスクールが良いでしょう。

ここではポートフォリオ作成支援を行うプログラミングスクールを紹介します。

未経験のエンジニア転職におすすめのプログラミングスクール4校を紹介します。いずれも無料の説明会を実施ているので是非、参加して情報収集して下さい。

プログラマカレッジ
 【公式】https://programmercollege.jp/
20代で正社員経験1年以上あれば無料で利用でき、Java(メイン)/PHPを2~5ヶ月掛けて学習する。転職サポートも充実。

iOSアカデミア
 【公式】https://ios-academia.com/lp/
35歳以下なら受講でき、iPhoneアプリ(iOS)エンジニアになれる。iOSエンジニアは自社開発(Web系)・受託開発(SIer)よりも競争率が低く、高年収を目指せる。

DMM WEBCAMP COMMIT専門技術コース
 【公式】https://web-camp.io/commit/lp/
20代が受講でき、Rubyを4ヶ月掛けて学習する。転職・就職に失敗すると返金あり。経済産業省認定講座でカリキュラムは高品質、就職・転職率は98%。

RUNTEQ
【公式】https://runteq.jp/
卒業時点35歳未満が条件、Web系(自社開発)希望者には特におすすめ。Web系開発企業内定率は驚異の98%。9ヶ月1,000時間のハードな学習で高度な卒業制作ポートフォリオを開発できるスキルを習得可能。

著作権侵害しないように気を付ける

オリジナルアプリを作る」で紹介した以下のようなものを作る場合、ロゴ・バナー・商品画像まで全てオリジナルサイトから流用しているものがあります。こう言ったものは著作権侵害にあたるため、企業の採用担当者なら一瞬で不合格になります。

  • Twitterのクローン
  • Instagramのクローン
  • メルカリアプリのクローン

ネット上に利用されている画像には通常、著作権があるため、利用方法には注意しましょう。

SIer系は開発過程の説明を行い、Web系はデザインにも気を配る

SIer系とWeb系では見ているところが異なり、そのポイントは以下の通りです。

SIer系
Web系
  • 作成するシステムはシンプルなデザインでも使いやすさを重視する
  • 作成するシステムはデザインもある程度、配慮する

このような違いが生まれる理由は以下の通りです。

SIer系
Web系
  • 開発するのが企業向けシステムがメインなのでデザインよりも使いやすさを重視する
  • 開発するのがユーザー向けシステムがメインなのである程度、デザインにも配慮する

ポートフォリオ作成の流れ

ポートフォリオ作成の流れは以下の通りです。

  1. 画面構成と盛り込む機能を決める
  2. 画面を作成する
  3. 機能を開発する
  4. テスト後、リリースする
  5. ポートフォリオをどこで作成するか

一つずつ、説明します。

画面構成と盛り込む機能を決める

会員管理システムを例に挙げると以下の通りです。

  • 会員情報登録画面:会員情報を登録する
  • 会員情報参照画面:会員情報の参照を行う
  • 会員情報更新/削除画面:会員情報の参照/削除を行う

画面を作成する

会員管理システムの例で言えば、3画面の作成を行います。

機能を開発する

画面の内容に沿って機能開発を行います。

テスト・リリースする

一通りのテストを行い、挙動に問題ないことがなくできれば、システムをリリースします。

ポートフォリオの開発環境

おすすめはAWS上で作成することです。AWSとはインフラをインターネットを介して提供するクラウド最大手企業です。

1年程度であれば、ロースペックのサーバーを無料で利用できます。サーバー以外の部分で費用は発生するものの、月数百円程度です。また、AWS上でシステム開発したこと自体が転職に向けたアピールに繋がります。

AWSの操作自体はそれほど難しくありませんし、Googleで調べれば大量の参考情報が出てきます。

ポートフォリオの参考例

ポートフォリオの参考例

IT未経験者のポートフォリオの参考例として、以下の企業タイプ別に評価されるものを取り上げます。

それぞれの事例について以下、一つずつ、説明します。

Web(自社開発)系

IT未経験者のポートフォリオの参考例として良くできたものが多かったため、プログラミングスクールRUNTEQ卒業生のものを取り上げました。

と言うよりも、卒業生のポートフォリオを公開しているのはRUNTEQくらいでした。自信があるからでしょうが、確かにIT未経験者が作成したものとしては、かなりハイレベルです。

Web(自社開発)系のポートフォリオとしては100点満点です。Web(自社開発)系への転職に興味のある方はRUNTEQで一度、話を聞いてみても良いと思います。

未経験者が本当に作ったの?」と思う方もいると思いますが、多分、普通に鍛え上げただけだと思いますよ

いずれのポートフォリオも、需要がありそうですし、利便性も良いです。

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VIMATE

VIMATE

VIMATEはプログラミング・コードを書くために利用するVimの利用方法をゲーム感覚で学べるサービスです。

IT未経験者は重宝するサービスだろうと思います。

Tripable

Tripable

Tripableは現在、安全に旅行が出来る場所かどうか、しっかりと判定してくれるサービスです。

こちらは一般ユーザーでも需要がありそうですね。

Pepを探して!

Pepを探して!

Pepを探して!はウォーリーを探せのようなゲームで、単純ですが面白いです。

作者がスキルアップのために簡単に作成したそうです。

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SIer系

SIer系の会社に評価されそうなポートフォリオですが、稼働中のシステムはありませんでした。

転職活動終了後にシステム停止しているのだと思います。稼働させていると費用も掛かるので仕方ないですね。

ゴルフ版SNS

ゴルフ版SNSのポートフォリオです。

紹介する3つのポートフォリオを紹介しますが、このqiitaが一番良くできています。

機能一覧/仕様技術/DB設計(ER図)/インフラ構成と、基本的な内容が一通り、網羅されているためです。また、プログラミング・コードの共有サービスであるgithubへのリンクがあるのも良いでしょう。

チケット購入サイト

チケット購入サイトのポートフォリオです。

qiitaに上がっていたものは主に管理画面でした。

こう言ったものがSIer系の採用担当者には評価されやすいです。

備品管理

備品管理サイトのポートフォリオです。

こちらも備品の登録・編集・削除ができるとのことで、基本に忠実な内容となっています。

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